連日、災害支援にまわって、悲観的になる人が出ないように、心が折れてないか、全員ではないが一人ひとりの顔見て声をかけて来た。
面会者名簿に名前を書くことができたから、避難所へ入ることが許可されている。
「明日も来てね!」と言ってもらえるから、明日も様子を見にこれると安心して帰れる。
親切の押し売りにならないよう、近づき過ぎず、要望を言いやすい関係を目指しながら、とにかく聞き手になろうと必死に声を拾いに行った。
個人的なリクエストは、職員に頼めることと頼めないことがある。
公平性を保つ事が優先されるため、支援物資に無いものを要求することにためらう。
お金がないわけではない人もいる。
このところ、前にも増して目にするようになった言葉に「自助・公助・共助」がある。
今回の災害支援で、頭に浮かんでいたこと…。
【自助】
自分でやりたいことを選び、自分でやりたいとも思っている人がいる…。
【公助】
公共サービスを利用する人もいる…。
職員も、できる範囲内で精一杯頑張っている。昼の勤務もあるのに決められた勤務時間を過ぎても帰らず、自分の判断で仕事の区切りを伸ばし現場の要望に応えられることを増やせるように、風呂の送迎の他、コインランドリーへの送迎も始めた。
避難所生活の質の改善に努めている。働く職員のシフト時間が24時間体制の交代勤務になっているため、オペレーションする職員も誰をどこに何時の勤務にするか、相当頭を使って手配していると思う。
【共助】
共に助け合う市民同士の助け合い…。
これについては、「東坂戸団地の人はとっても近所付き合いがあって仲良しなのですね」と聞くと、今回のことがあって、お互いに話をするようになって、仲良くなったと…。
30年前の楽しかった頃の話をしてくれたり、照れ臭そうに自慢話をしてくれたり…。
孫の写真を携帯に入れている人や待ち受け画面にしている人が多いと聞くと、孫の力って、存在だけで祖父母を励ますことができるんだな…と、つくづく。
慰問に訪れたマジシャンのマジックショーを見て、老若男女みんな笑顔になって。
子育て中の母親の心からの笑顔に、同世代の子を持つ親として、明るく笑顔を子供たちに見せている母は逞しいと、もうそれだけで尊敬!